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巨人・坂本勇人内野手 チームを勝利に導く打点にこだわり/目指せ初タイトル

 

今季も三番起用が中心で、ポイントゲッターとして期待が掛かる巨人坂本勇人


 キャプテンのバットが勝利に導く。

 普段から個人成績は二の次とする坂本勇人が、唯一こだわるのは打点だ。プロ12年目の今季は「まだ90打点、100打点も挙げたことはない。そういう成績を残したい」と目標を掲げる。2010年の自己最多85打点を大きく更新できれば、初の打点王の称号も見えてくるはずだ。

「中心である僕たち主力がしっかり成績を残すことは大事。いかにチームの勝利に貢献できるか。打点を意識してやりたい」

 チームが4位に沈んだ昨年、チームの総得点は同4位の536。優勝した広島の736との差(200点差)は歴然で、得点力不足の課題が浮き彫りとなった。2016年首位打者のキャプテンも打率.291、15本塁打、打点は61と物足りない数字に終わっていた。

 昨季の悔しさを胸に刻み、今年1月は新・正二塁手の吉川尚らを連れて沖縄で自主トレを行った。日ごとに上半身と下半身に分けたウエート・トレーニングに打ち込み、パワーアップを図った。オープン戦はコンディション不良のため遠征に帯同しない期間もあったが、3月17日の西武戦(メットライフ)では2安打を放ち、開幕へ万全をアピールした。

 今季も三番での起用が中心になると予想される。一、二番を打つことが濃厚な陽岱鋼、吉川尚がオープン戦では打撃好調で、盗塁にも積極的だ。新たに加入したゲレーロとともに、坂本勇はポイントゲッターとして大きな期待がかかる。持ち前の勝負強さで、打点を積み重ねる。

写真=BBM
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