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阪神 メッセンジャー 優勝を目指した結果のあとに……/目指せ初タイトル

 

助っ人投手としては最多5度目の開幕投手を務めたメッセンジャー。最強助っ人投手として名誉ある沢村賞も狙っていく



 金本阪神3年目もこの男が軸になる。球団在籍が最長になったエースのランディ・メッセンジャーだ。今シーズンもチームにとっては心強い存在になる。

 助っ人にとって励みになっているのは2点。ひとつは4年連続5度目の開幕投手に指名されたこと。3年連続のジョー・スタンカ(南海)を抜いて歴代外国人最長になった。

 もうひとつは、2年契約の最終年シーズンを迎えるメッセンジャー自身が、FA取得で日本人扱いになることだ。これもエースにとっては大きな節目で加速する材料になる。

 数々の修羅場を乗り越えながらタテジマを支えてきたメッセンジャーは「引退までにタイガースで日本一になりたい」という夢を追い続ける。

 3月30日の開幕戦(東京ドーム)は、敵地での巨人が相手も7回を1失点で勝利(5対1)をつかみ、外国人として最多の開幕戦通算3勝を挙げた。

「リードしてもらっても菅野投手が相手なので、とにかく0を並べることを考えていたんだ。プランどおりのピッチングができたよ!」としっかりと役割をこなした。

 そんなメッセンジャーは「外国人No.1の投手だったと言われるピッチャーになりたい」と断言する。すでに2014年に最多勝。13、14年に最多奪三振のタイトルは獲得した。

 投手としての最高の名誉「沢村賞」を一度は獲りたいと思っている。尊敬するOBのバッキーも受賞しており、そのタイトルを目指す。

 だがまずは「チームの勝利のために投げることが最優先。その先に個人の成績がついてくる」と語っており、その積み重ねの結果が最高の形(優勝&沢村賞受賞)になると信じマウンドに上がり続ける。
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