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阪神・鳥谷 敬 新たな場所で意地を見せる/生え抜きの意地

 

2年連続のコンバートで二塁を守ることになった鳥谷。現在打撃で調子を落としているが、必ずはい上がり2年連続ながら別ホジションでのゴールド・グラブ賞を獲得して見せるつもりだ



 今年もまた新たな試練が待ち受けていた。2018年シーズンの開幕戦オーダーで、鳥谷敬の名前は二塁にあった。1年前は三塁の守備に就いていたベテランが、再びのコンバートで経験値の高くない場に立たされていたのだった。

「チームが勝つために、自分が求められているところで、しっかりと準備をしたい」という言葉から、そこにかける思いが伝わってくる。

 1年目から遊撃手のレギュラーを張ってきた。自身が継続する連続試合出場が示すように、若返りを目指すチームの中で生え抜き内野手としてけん引してきた。

 昨季は遊撃手から三塁に転向した。北條が遊撃手として育ってきたという判断だったが、結局、遊撃手は固定されなかった。一方、鳥谷が三塁でゴールデン・グラブ賞を獲得したのは、なんとも皮肉なことで、なかなか生え抜きの内野手が育ってきていないのが実情だ。

 二塁のポジションは2013年WBCで6試合(先発3試合)に出場したが、遊撃、三塁とはまた違った動きをする必要がある。

 今シーズンも若手の大山に三塁を明け渡す形になったが、鳥谷は「言われたところで結果を出したい」と黙々とプレーする。

 仮に、鳥谷が3つのポジションでゴールデン・グラブ賞を受賞すれば、立浪(中日)以来のことになって、さらに評価を高める。

 プロ15年目。また新たな挑戦のシーズンに、鳥谷はチームのために静かに意地を見せる。

写真=BBM

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