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西武・外崎修汰 得点圏打率は脅威の.526!守りでも足でも貢献するアップルパンチ/スタートダッシュに成功

 

攻守走で貢献する外崎


 破竹の勢いで開幕8連勝を遂げた西武。その後も勢いは衰えず、18試合を終え14勝4敗で早くも貯金は10を数えている。勝った10試合のうち、5得点以下は2試合のみでチーム打率.287、総得点107は、いずれもリーグトップの数字を誇る。

 その好調な打線の中でも、特に元気いっぱいなのが外崎修汰だ。開幕戦から4打数4安打と大爆発すると、その後もコンスタントに安打を重ね、打率.354、2本塁打、13打点をマーク。得点圏打率は.526と、リーグトップの成績で打線をけん引している。

 盗塁もリーグ1位タイの7個を決めている。今季の大きな目標に、「35盗塁」を挙げており、こちらも上々のスタートと言っていいだろう。

 攻守走、すべてにおいて順調な滑り出しを見せたが、その要因として、やはり昨季の経験が大きかったという。初めて本格的に外野手に挑戦したが見事にモノにし、135試合出場とレギュラーの座を射止めた。

 試合に出続ける中で、シーズンを通して結果を出す難しさ、右打ちの重要性を学んだ。同時に23盗塁を決められたこと、「追い込まれてからも精神的に焦ることなく、粘り強い打撃ができるようになった」という自信が、自分自身を迷うことなく前進させてくれている。

 結果を出し、レギュラーポジションをつかんで2年目だからこそ、今季がさらに大事なシーズンとなる。

「一番怖いのは、サブに回ってしまうこと。今の結果に満足せず、もっと上のレベルを目指していかないといけない」

 お立ち台で叫ぶ「アップルパンチ」の掛け声も浸透してきた。慢心は皆無。今後も“主力”であり続けるために、さらなる成長を続けていく。

写真=BBM
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