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巨人・坂本勇人内野手 “優勝チームの主将”となるべく好調打線をけん引/序盤戦MVP

 

今季は一番に座り、好調打線をけん引する巨人坂本勇人


 優勝チームの主将――。悲願を叶えるため、主将4年目の坂本勇人が背中でナインを引っ張っている。

「一年間“優勝”を強く感じながらやりたい。シーズンを通して常に『優勝するためには』と思いながら戦いたい」

 決意を胸に臨んだ今季、チームは開幕15試合で10敗目を喫するなど、不安な滑り出しだったが、4月後半に6年ぶりの7連勝を飾るなど巻き返し、上位争いを演じている。調子を取り戻したチームをプレーでけん引したのが坂本勇だった。

 開幕当初は三番だったが、4月12日のDeNA戦(東京ドーム)から一番に座り、リーグトップのチーム打率.275(5月24日時点)と好調な打線を盛り立てている。4月25日の中日戦(前橋)では、29歳4カ月と史上最年少で通算300二塁打に到達し、63年ぶり(つまり、V9以前)の20得点の大勝に導いた。

 プロ12年目にして、意外にも初となる月間MVP(3、4月度)にも選出された。同期間に11度のマルチ安打を記録するなど、いずれもリーグトップの打率.369、38安打、同3位タイの20打点を挙げたのだから、当然の受賞だ。遊撃手としては球団史上初めての快挙に「周りの打者も打ってくれているので、それに乗っかっていい流れで打席には入れている」と謙虚に語った。

 それでも坂本勇が満足することはない。4年ぶりのリーグ優勝へ導くため、シーズン終了まで全力で戦い抜く。

写真=BBM
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