チームでもトップクラスの打撃力を誇る中村晃、初出場なるか!?
プロ11年目の今年こそ、お祭りの舞台への初出場に期待が高まる。
5月21日に都内で行われたオールスター開催要項発表会見。2年ぶりにパ・リーグの指揮を執る
工藤公康監督は「3割打っているし、よろしくお願いします」と、自軍の中村晃の名前をイチ押し選手としてアピールした。
今季は開幕から交流戦前までの46試合で打率はジャスト3割。2014年からは3年連続で3割以上の打率をマークし、昨季まで2年連続で全試合出場を果たした打撃職人の球宴初出場を、指揮官として何としても後押ししたい考えだ。
工藤監督は16年の同じ会見でも、ファンに選んでほしい選手と問われ「ウチの中村晃君ですね。一番を打つこともできるし、ポイントゲッターにもなる。職人かたぎというわけではないけど。球宴に出てないことが不思議。皆さんお願いします!」と、ファンに投票を呼び掛けた。
工藤監督は就任以来、その勝負強さから中村晃を打線のキーマンと強調。打順にかかわらず結果を残し続けるその打撃力の高さは、派手さこそないがチームの強さを支える大きな武器だ。ただ、パの外野陣には
柳田悠岐、
秋山翔吾(
西武)、
近藤健介(
日本ハム)ら実力者がひしめいており、意外にもこれまでオールスターに出場はできていない。
16年は外野手部門で3位とわずか432票差の4位に終わり、出場を逃した。今回の第2戦の舞台は、
ソフトバンクが震災復興支援も続けている熊本の開催。中村晃が初出場なるかに注目だ。
写真=BBM