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広島・野間峻祥 “二刀流”で滑り込める高い技術も持つ男/足で魅せる

 

どちらの足からでも滑り込める野間峻祥



とにかく足が速い。野間峻祥の足は12球団でも屈指だろう。高いバウンドになれば、あっという間に一塁を駆け抜ける。「転がせば、何とかなる」。その言葉どおり、打席数は少ないながら内野安打15本は田中、菊池の一、二番を上回りチームトップ。今季安打の24パーセントが内野安打によるものだ(いずれも7月17日現在)。

 6月24日の阪神戦(甲子園)では快足が目立った。6回の2点適時打は左中間への三塁打。8回は遊撃内野安打を放つと、すぐさま二盗に成功した。今季9個目。自己最多だった昨年の10盗塁に続き、2ケタに王手をかけた。

 走力だけでなく、技術の高さも見逃せない。例えばスライディング。左右どちらの足を前に出しても滑り込める。この“二刀流”が可能な選手は意外と少ない。原点は野球を始めて間もなくだった。

「小学校のときに、どちらの足でも滑れるように練習しました。最初は左足を前に出すことしかできなかったけど、いろんなスライディングがしたくて」。ベースランニングの基本は左回り。よってスライディングの基本は右足が前。だが左足を前に出すと直線的に、速く滑ることができる。野間は状況に応じて使い分けているのだ。

 5月上旬からスタメンが激増。それでも試合前の練習は減らさなかった。特に走塁、守備を入念に確認し、プレーボールを迎える。「練習しないと不安になるので」。打撃の成長著しく、足のスペシャリストという枠を飛び越えようとしている背番号37。存在感は増すばかりだ。

写真=BBM

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