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日本ハム・マルティネス 誰からも愛されるチーム躍進の立役者/助っ人選手通信簿

 

先発ローテの一角として抜群の存在感を示しているマルティネス


 今シーズンから加入したニック・マルティネスはもはやチームに欠かせない存在となっている。特に前半戦は14試合に先発し、5イニング未満で降板したのは1度だけ。最低でも6イニング以上を投げて試合を作る安定感はリリーフ陣の負担の軽減につなげたとともに、上位に位置し続けるチームの立役者となった。

 昨季まではMLBレンジャーズで先発の一角を務めていた。推定年俸は2億円。球団としても新外国人との契約では異例の高額で迎え入れた目玉補強だった。大黒柱の大谷翔平が抜けた今シーズン、大きな穴を埋めることを期待されて日本にやってきた。力強いムービングボールを駆使して、ゴロを打たせて取るスタイルで開幕から存分に実力を発揮した。

「相手の映像は繰り返し見て研究する」という真面目な一面も異国での快投につながっている。栗山監督も「みんなのお手本になっている」と全幅の信頼を寄せている。開幕からバッテリーを組む鶴岡とのコンビも好相性。誰にでも笑顔で接するナイスガイは、自分のできることを尽くす献身さも相まって欠かせない戦力となった。

 後半戦は勝ち星に恵まれない登板が続いた。それでも9月12日時点で10勝と来日1年目での2ケタ勝利もマーク。シーズン中には第1子の娘が誕生し、パパにもなって守るべき存在も増えた。異国の地で奮闘する助っ人が優勝争い、ポストシーズンへ続く勝負の秋もチームの命運を握る大きな存在だ。

写真=BBM

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