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広島・會澤翼 チームを支える、打てる捕手兼選手会長/生え抜きの意地

 


カープ12年目の30歳。會澤翼はここまで全試合の半分以上でスタメンマスクをかぶっている。正捕手として不安定な投手陣のリードに腐心する一方で、『打てる捕手』として君臨。規定打席には届かないが、打率3割以上をキープし、西川らと恐怖の下位打線を形成している。

8月22日のヤクルト戦(マツダ広島)では同点ソロを放ち、西川の決勝3ランで勝利。2日後の中日戦(同)でも笠原にアーチを見舞った。シーズン12号は1953年に門前真佐人がマークした球団捕手最多本塁打。9月9日の中日戦(ナゴヤドーム)で13号ソロを放って記録更新した。

好調のバロメーターは「ファウルの仕方」という。「調子が良ければ、際どい球でも逃げたいときに逃げられる。それができるのもタイミングがとれているから」と話す。下位を打つ心構えとして「後ろに回したら、上位につながって大量得点にもなる」とした。

打席では踏み込んでいくスタイルで死球も多い。8月16日の阪神戦(京セラドーム)では今季10個目。シーズン2ケタは球団捕手史上初の勲章だった。9月上旬にも死球が重なったが「仕方ないこと。怖がっていたら、この世界ではやっていけない」と、気にする様子はない。

今シーズン限りで現役を引退する新井は「彼の存在はすごく大きい。責任感はすごく強いし、周りを見渡すことができる」と称賛した。選手会長として、チームをどっしりと支えている。

写真=BBM

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