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DeNA・今永昇太 決意の豪州修行へ/あのドライチはいま

 

来季、DeNAがもう一度Aクラスを争うには今永の復活は欠かせない


 2016年ドラフト1位入団。駒大からの一本釣りで入団した今永昇太は3年目で初めて大きな壁にぶつかった。

 昨年初の2ケタ勝利を挙げ、日本代表での奪三振ショーで左腕は全国区へと駆け上がった。だが「エース級と対戦しての15勝」と自らに高いハードルを課して臨んだ今季は、3月に左肩痛を発症。初登板が4月24日と出遅れた上に、要所で本来の糸を引くような直球のキレを欠いて開幕3連敗。防御率は10.00を超えた。

 二軍での再調整を経て、8月12日の阪神戦(横浜)は134球の熱投で今季3勝目をつかんだが、その後も4連敗。巨人とのクライマックスシリーズ(CS)争いが過熱した終盤は救援に回った。

 不調の原因を「頭では分かっている」と今永は繰り返した。左肩痛の影響を指摘する声も外部から聞こえたが、トラックマンが示す回転数などの数値には昨年より向上が見られたという。それでも不利なカウントからストライクを取りにいく球、四球を出したくない窮地での1球など、そうした状況でのデータにばらつきが見られたことから、今永は自身の精神的弱さが理由だと公言。がむしゃらにもがき、腕を振った1年だった。結局3年目で最少の4勝に終わり、リーグワーストの11敗を喫した。

 このオフ、球団から豪州リーグへの参加が発表された。主力投手では異例の決断は「実力を痛感したシーズンとなった。もう一度、気持ちを前面に出す投球を取り戻したい」と再起に懸ける思いだ。

写真=小山真司

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