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成績では語れぬ“存在感”示したオリックス・T−岡田/チームリーダーの2018年

 

不本意なシーズンとなったT−岡田だが、姿勢でチームを支え続けた


『選手会長』というチームリーダーとして、T-岡田にとって不本意なシーズンとなった。

 チームは4位で4年連続のBクラスが確定。V逸の期間も22年と、12球団で最長だ。T−岡田自身も昨季は全試合に出場し31本塁打を放ったが、今季は右ワキ腹痛に悩まされ出場97試合で打率.225、13本塁打、43打点にとどまった。

「思うような結果を残せなかった」と責任を痛感している。それでも、選手会長として、チームのことを人一倍気にかける姿勢は、シーズン通して保ち続けた。

 後輩からも慕われる優しい性格。今季は、開幕翌日に出場選手登録されたことから、後輩から「なんで開幕の次の日から来るんですか!」といじられたことも。強く厳しい言葉を発するリーダーではないが、主力、控え、キャリアを問わず、チームの相談をするなど、風通しの良い環境を作ってきた。

 自力CS進出の可能性が消滅し、一夜明けた9月1日の西武戦(京セラドーム)では、最大7点差を追う展開も、8回裏に11号2ランで1点差に迫り、9回裏の大逆転勝利につなげた。開幕から出遅れ、不振に苦しんだシーズンだったが、背番号55の頼もしさが表れた一発だった。

 今季開幕前には待望の長男が誕生したT−岡田。「自分も、もっと頑張らないといけない」と家庭、チームの大黒柱としての自覚を強めた。低迷打破へ――。来季こそ、巻き返しの中心になる。

写真=松村真行

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