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オリックス・山岡泰輔 完投増を期す3年目へ/増した責任感

 

秋季キャンプではキャプテンに指名されるなど、首脳陣からの期待は大きい


 来季でプロ3年目となる山岡泰輔に期待されるのは、投手陣の若き柱としての活躍と存在感だ。

 今季は夏場に中継ぎも経験しながら、30試合に登板し、7勝12敗、防御率3.95。146投球回で、昨季の新人年から2年連続のシーズン規定投球回到達となった。

 一方、チーム3位の勝利数も自身の借金は昨季を2つ上回る5に。「来年は、より信頼されるように」と将来的なエースの道を歩む。

 来季に向けた高知での秋季キャンプでは、シーズンの疲れを取ることに専念。参加した2クール、9日間は「ブルペンも入っていないですし、キャッチボールもほとんどしていない」と、下半身強化などに重きを置き、状態を整えた。

 また、同キャンプ中は、東明大貴とともにキャプテンに指名された。FA権を行使した西勇輝の去就が不透明なこともある中で「来年、投手陣も引っ張っていってほしい」と首脳陣も期待している。

 ルーキーイヤーの昨季は、先発し試合終盤になると疲労を感じることが多く、シーズンの終盤では肩などに蓄積疲労も感じることが多かったという。一方で今季は「そう感じることが少なかった。今年は体が疲れていない」と手応えも。

 今オフは、疲労を回復させた後、来春キャンプまでに体を仕上げていく予定だ。

 今季の完投試合は、完封した9月15日の日本ハム戦(札幌ドーム)の1試合のみだが「来年はもっと任せてもらえるように」と山岡。責任感を胸に、来季はさらなる高みを目指す。

写真=BBM
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