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オリックス・増井浩俊 節目の数字も通過点に/記録への挑戦

 

FA移籍1年目の今季、クローザーに君臨して35セーブ。来季はタイトル奪取を目指す


 通算150セーブ達成へ。オリックス増井浩俊は、残り5に迫った節目のセーブ数到達を誓い、2019年シーズンに臨む。

 昨オフに日本ハムからオリックスへFA移籍。新天地1年目の今季は、守護神として抜群の安定感を誇り、63試合、2勝5敗、35セーブ、防御率2.49の成績をマークした。「150セーブを達成してセーブ王を獲りたい」と話す右腕が来季、記録達成に挑む。

 通算110セーブで迎えた今季。開幕前、抱負を語る場面では「40セーブを挙げて、通算150セーブを達成したい」と口にしていた。意気込みの真意の一つには、キャリアハイのマークがあるという。

「今までのセーブの最高が15年の39だったので、あの年以上に投げていければ」

 15年は日本ハムの守護神として56試合に登板し、セーブを積み重ねたが、最終的にはソフトバンクサファテに2セーブ差でセーブ王のタイトル争いに敗れた。

 決意を持って開幕を迎えると、4月から6月にかけて登板19試合連続無失点をマークするなど前半戦終了時点で23セーブを積み上げた。

 しかし、後半戦にチームは失速したこともあり、登板機会も減少。ソフトバンク・森とのセーブ王争いも2差で敗れた。

 抑えという役割を「刺激がある」と粋に感じる右腕。来季に向け「キャリアハイの40セーブを目指したい」と決意は変わらない。大台を通過点に、新天地2年目でもフル回転でチームを支える覚悟だ。

写真=BBM
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