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中日・根尾昂「“フィーバー”をはねのける意志」/2019年このルーキーに注目!

 

根尾への注目度は、今年の新人ナンバーワンと言っても過言ではない


 竜党だけでなく、日本中から熱い視線を注がれているのが、ドラフト1位ルーキーの根尾昂だ。大阪桐蔭高では、高校野球史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を達成。春のセンバツでは優勝投手となり、夏は正遊撃手として守備の要を担いながら、ときにはマウンドに上がり最速150キロの快速球を披露した。

 大谷翔平(エンゼルス)がプロで「投打二刀流」に挑戦して以来、高校野球界に二刀流と呼ばれる選手が増えた。そのほとんどが、「バッティングが良い投手」であるのに対し、根尾は遊撃手と投手を兼務し、打ってはクリーンアップを担い、さらに副将でリーダーシップも発揮。もはや、二刀流どころではなかった。
 
 そんな根尾は「プロではショートで勝負したい」と胸の内を明らかにしている。与田剛監督はドラフト指名当初、「本人の意思がそう(二刀流)であれば、バックアップしていく」と根尾の二刀流挑戦を受け入れる姿勢を見せていたが、この発言を受けてスタートは内野手で勝負させる見込みだ。

 チームは2月のキャンプイン直後に新指揮官が戦力を見極めるための紅白戦を予定しており、新人合同自主トレなどで問題がなければ黄金ルーキーの出場も見込まれる。「早くプロのレベルを体感したい」と語る根尾にとってはかっこうの舞台となるが、ここでアピールに成功すれば開幕一軍に向けて道が開け、課題が見つかればそれはそれで「プロに適応するための好材料」ととらえている。

 今後も“フィーバー”は続くだろうが、どれだけ注目され、もてはやされても、根尾の気持ちは浮つかない。その落着きは並の高校生ではなく、すでにプロとしての自覚を持ち、いち野球人として向上心に溢れている。

写真=BBM

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