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ソフトバンク・柳田悠岐 次なる壁、突破のカギは「集中力」/新年の誓い

 

さらなる大台超えを狙う柳田


 選手会長として日本一の美酒に酔った。日米野球ではメジャー軍団を震え上がらせた。ハワイでの優勝旅行で喜びを分かち合った。充実した2018年に区切りをつけ、柳田悠岐は9年目のシーズンへ。「40発は打ちたい。そのためにはケガせず、試合に出続けることが大事になる。そうすれば自然と打席数も、チャンスも増える。達成するための準備をしたい」。まだ到達したことのない40本塁打を目標に掲げた。

 18年の柳田は一つの壁を乗り越えた。100打点だ。15、17年といずれも99打点に終わり、ようやく大台を超えの102打点をマークした。10月2日のロッテ戦(ヤフオクドーム)の35号で達成すると、「100打点を目指していたので、興奮した。一生打てないと思っていたので。無事にいって、すごくうれしい」と喜びを爆発させるほどだった。

 本塁打も自己最多の36発を放ち、次なる壁に40号を打ち立てた。そのために必要な要素をメンタル面に求める。「集中力が最後まで持たない。試合(の勝敗)がある程度決まると打席で集中してないことが多い」。接戦の場面では極限の集中力を発揮するが、点差が開くとどうしても難しくなるという。体力や技術と違い鍛えにくい部分でもあり、「寒行だったり、護摩行だったり。方法はいくらでもある。読書もいい」と具体的な方法にも思いを巡らせている。

 ハワイから帰国すると「気持ちを切り替えて、しっかりやります」と早くも新シーズンに向いた。

写真=湯浅芳昭
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