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巨人・坂本勇人 キャプテンの夢はただ1つ/新年の誓い

 

オフ期間に30歳となった巨人坂本勇人。何よりチームの勝利を目指す


 19歳から不動の遊撃手の座に就いてきた坂本勇人は、12月14日で30歳となった。成熟期を迎える背番号6の悲願は、何よりもチームの優勝、日本一だ。

「優勝しかないと思っています。僕がキャプテンになってから優勝していませんし、なんとか優勝して喜べたらいいですね」

 3年間の高橋由伸政権に終止符が打たれ、来季は原辰徳監督が球団3度目の指揮を執る。2008年に、まだ19歳だった坂本勇を辛抱強く起用して一流に育て上げ、14年オフには第19代キャプテンに指名した“恩師”の復帰に「心強い。また一緒に優勝というのを目指したい。勝負に対する執念がすごい強い方なので、僕も一緒になってそういう気持ちでやっていきたい」と気合を入れ直した。

 今季は自身最高の打率.345をマークしたものの、7月16日の阪神戦(甲子園)の試合中に左ワキ腹を肉離れし、約1カ月半、戦列を離れた。2年目の2008年以降、10年連続で130試合以上に出場していたが、今季は109試合の出場に止まったことで、「ケガをしないというのが来年の一番の目標」と誓った。さらに、打撃面でも「3割3分以上は常に打ちたい。ホームランも25本ぐらいは打ちたい。そういう成績を残せれば優勝に近づける」と、具体的な数字を設定した。

 オフの契約更改では、球団の野手では史上3人目となる年俸5億円(金額は推定)でサイン。責任と重圧を力に変え、2019年こそキャプテンとしての夢を叶える。

写真=BBM
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