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阪神・メッセンジャー まずは史上5人目の100勝を目指す/新年の誓い

 

まずは日米通算100勝を狙うメッセンジャー。来季も投手陣の柱として投げ続ける



 新しい境地で来るべきシーズンを待つ。2019年のランディ・メッセンジャーは、外国人枠から外れて日本人扱いになる。

「チームの優勝に貢献したい。今までどおり、ちゃんと体のケアさえできれば、十分に戦える自信もある」

 今までは「助っ人」といわれたが、これからは立場が違う。18年4月に国内FA権取得。10年の来日以来、縦縞一筋に力を発揮してきた証しだ。

 在籍10年目を迎える右腕にとっては発奮材料もある。まずは、「あと1」に迫った日米通算100勝へのチャレンジだ。

 18年は8度挑戦した大台だったが足踏みを強いられた。本人も「目標の1つ」と明言するように、まずは日米通算を狙いにいく。

 来日当初は中継ぎだったが、先発転向が功を奏した。18年の11勝(7敗)は通算7度目の2ケタ勝利を記録。チームをけん引する存在だ。

 チームトップの173回3分の2の投球イニング数が示すように、もっとも安定感のある先発の柱と言える。

 矢野新監督とは10年シーズンの1年だけ一緒にプレーした間柄。17年も一軍の作戦兼バッテリーコーチ務めていたため違和感もない。

 すでに母国でトレーニングに励んでいるメッセンジャーは「新しい監督の力になりたい」とやる気になっている。NPB通算100勝も残り「5」としており、外国人史上5人目の記録でこれも狙っている。

 球団も外国人枠が空くことを有効利用する。来年38歳のメッセンジャーが成功したお手本として投げまくれば相乗効果も生まれるはずだ。
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