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オリックス・田嶋大樹 リベンジを果たすため/2019年に挑む若武者

 

新人年の昨季はシーズン途中離脱。2年目の今季はケガなく振るシーズン戦うことを誓う


 2年目はジンクスをはね返すよりも“リベンジを果たす”という位置づけになりそうだ。

 1年目の昨季は6月終了時点で12試合に先発して6勝3敗、防御率4.06。ルーキーとしては文句なしの成績を残したが、6月に左ヒジ痛で離脱して以降、シーズン終了まで戦線に復帰することはなかった。

 2年目の今季に向け「ケガせず1年間やり通すことだけをやっていきたい」と悔しさを胸にフル回転を誓う。

 ダイナミックなフォームと全力投球で順調に白星を重ねていった。しかし、「フォームに無理があったと思う」と左ヒジ痛を発症してしまった。リハビリ生活は自身でも初だった。患部と相談しながら、自身の状態は一進一退の日々。

 当時を「精神的にかなりしんどかった。とまどって、迷っていた。長いトンネルに入ってしまったと思った」と振り返った。友人など周囲の支えを受け、前向きさを取り戻していきながら、リハビリを進めていったという。

 チームは昨季、前半戦を支えたアルバースと田嶋の先発左腕が離脱したこともあって失速。しかし、西村監督が「2人が1年間通して投げられたら大きい」と話すように、フル回転はチーム上昇のカギを握る。

 今季の開幕までの期間は、左ヒジの状態と相談しながら慎重に調整を進めていく。「開幕に合わせられるようにしたい」と真っすぐに今シーズンを見据える背番号29。1年目の雪辱を果たし、シーズンを通してチームの勝利に貢献してみせる。

写真=BBM
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