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広島・堂林翔太 がむしゃらに定位置獲得目指す/レギュラー争いダークホース

 



 一軍に食らいつくためなら、なりふり構っていられない。堂林翔太は悲壮な決意で2年間守備機会のなかった三塁に再挑戦している。

 沖縄2次キャンプでは、3歳下の鈴木に打撃のコツを教わった。手首の返し方、右腰の出し方……。「生きた教材」と表現する年下の四番打者の技術を、必死に学んだ。レギュラーの座をつかもうと、がむしゃらに取り組んでいる。

 チーム初の対外試合となった2月18日の韓国KIA戦では、第3打席でコザしんきんスタジアムのバックスクリーンに一発をたたき込んだ。当初はスタメン予定ではなかったが、六番サードで出場予定だった安部がインフルエンザA型に感染したことが発覚し、代役に指名されていた。「チャンスが巡ってきたと思った」。1、2打席目は不本意な内容で凡退し、せっかくの好機をつぶしかねなかったが、ひと振りで盛り返した。

 2月25日の楽天との練習試合では、右翼席にソロアーチを運んだ。0対2の7回二死走者なしで、古川のストレートをとらえた。「感触はよかった」と振り返った。

 かつての正三塁手。プロ3年目の12年、全144試合に出場し、14本塁打、45打点、打率.242をマークした。だが、成績はこの年がピーク。途中出場や外野手としての出場が増え、昨年は63試合の出場にとどまった。もう、過去を振り返っている暇はない。

 三塁争いでは、安部、メヒアら強力ライバルが立ちふさがる。それでも堂林は、前だけを見てアピールを続けていく。

写真=BBM

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