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オリックス・宮城大弥 自己最速の150キロを計測!/飛び出せ!イチ推しルーキー

 

3月末の練習試合で自己最速を更新する150キロを計測。将来の“左腕エース”候補が着実に歩みを進める


 高卒ドラフト1位がベールを脱いだ。

 オリックスのドラフト1位左腕・宮城大弥が、3月20日に“プロ初登板”。大商大との練習試合(オセアンBS)の6回に3番手で登板し、自己最速の149キロを1キロ更新する150キロを計測し、さらに1イニング三者連続三振の強烈な実戦デビューを果たした。

大商大の三番・川中を146キロの直球で見逃し三振を奪うと、続く四番・福元はチェンジアップで空振り三振に。そして今秋ドラフト候補に挙がる五番・岡澤は変化球2球で追い込んで、最後はチェンジアップで空振りを奪った。

 予定の1イニングを13球。最速は球団のスピードガン計測で150キロをマークした。

「これって……自己最速更新ですか?」とうれしそうに笑った。

 春季キャンプではブルペン投球の球数を制限するなど、体づくりに専念。実戦は昨年9月のU-18W杯以来ながら「いい投球ができてひとまず安心。こんなに間隔が空いたことがなかったので……」と適応力の高さを見せつけた。

 遠征中の一軍が練習を行った楽天生命パークで報告を受けた西村徳文監督は「高卒ドラフト1位で、いいものは持っている。その中での結果だと思う。これからも順調にいってほしい」と目を細めた。

 19歳左腕は、球団が用意している「育成プログラム」に沿って、まずはプロに対応できるような体づくりからスタートしている。「スタッフの方が濃い練習メニューを組んでくださっている。期待に応えられるようにやっていきたいです」と、期待の左腕に焦りはない。

 順調に成長を重ねて、一軍デビューを目指す。

写真=BBM
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