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中日・岡田俊哉 シュートを習得して抑えの座を不動に/守護神は渡さない

 



 昨シーズン後半から守護神を任された。真っすぐ、スライダーのキレはもちろんだが、ピンチにも動じない精神力、強いメンタルも兼ね備え、抑え候補の筆頭である。

 そんな左腕はオフからシュート習得に意欲的だった。もともと投げることはできた。ただ、実戦配備するほどの精度ではなかった。オフ、キャンプでも繰り返し練習し、今では「今シーズンはもう一度、シュートにチャレンジして、それがすごく精度が上がってきた」と手応えを口にするほどだった。

 ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月20日時点では実戦が組めない状況。「打者に早く投げたい気持ちがあります」。バッターがどう反応するのか、試合で使えるのか、早く確認したいという思いが強い。ものにできれば、特に左打者に有効と思われる。真っすぐとスライダー中心の投球スタイルだけに、踏み込まれやすい。内角に切れ込むようにえぐるシュートは、それを抑止することになる。

 オープン戦終了時点でも、守護神の座は確定していなかった。オープン戦では本調子を欠いたとはいえ、藤嶋もその座を虎視眈々と狙う。さらには開幕が延期となったことで、R・マルティネスも大役を担う可能性が出てきた。3月20日開幕だと、キューバ代表の活動のため不在だった。災い転じて福となすではないが、スタンバイできている。

 岡田と言えば、左手の血行障害で苦しんだが、患う前は侍ジャパンにも選出されている。「左手は毎年、だんだん良くなってきています」と不安もほとんどない。中日には岩瀬という絶対的守護神がいた。競争を勝ち抜き、同じ左腕の岡田も君臨できるか。

写真=BBM

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