現在、両リーグトップの23セーブ。9回のマウンドを守り抜き、優勝へ邁進する
守護神・
益田直也がプロ9年目で2つの節目に到達した。
8月7日の
オリックス戦(京セラドーム)で、史上33人目の通算100セーブを達成すると、3週間後の28日のオリックス戦(京セラドーム)では、通算500試合登板を果たした。どちらの記録にあたっても「体を丈夫に産んでくれた母のおかげ」と感謝し、妻や子どもたちへの思いを口にした。
8月は12試合に登板して8セーブを挙げ、防御率0.75の安定感を誇り、チームの快進撃を支えた。通算500試合登板を果たした28日のオリックス戦では、両リーグトップとなる18セーブ目をマーク。2013年以来、7年ぶりとなる最多セーブのタイトルも視野に入っており「リーグ優勝して、ファンの皆さんに見せたい。タイトルも獲れるように頑張りたい」と気持ちを新たにした。
1年目はセットアッパーとして72試合に登板し、防御率1.67で新人王に輝いた。その後は不振のシーズンもあった中で、昨季から再び抑えを務めている。第一線で活躍し続けるタフさがあり、
井口資仁監督も「毎年ですけど、信用してクローザーを任せている。彼にしっかりとバトンをつなげられるようにやっていけたらいい」と全幅の信頼を置く。
プロ野球でリリーバーとして生きる中で、
宮西尚生(
日本ハム)と
平野佳寿(マリナーズ)を目標としてきた。「自分が打たれたときは、あの人たちでも打たれるんだからと思っていた」と振り返る。
今となっては、ほかの投手から目標とされる存在であり、選手会長という
ロッテの顔でもある。チームは久びさにパ・リーグの首位争いに加わっており「勝てる試合を落とさないように。任されているのでね」と強い自負をにじませた。
写真=BBM