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四番として貢献したヤクルト・村上宗隆の評価はいかに/どうなる?契約更改

 

120試合すべてに四番として出場した


 燕の若き大砲は、どれだけのアップ幅になるのか。高卒3年目のシーズンを終えた村上宗隆の契約更改に、注目が集まる。今季は球団最年少で開幕四番に座ると、球団の日本人選手では初となる全試合で四番打者として出場。過去に2000年のペタジーニ、03、05、06年のラミレスと強力助っ人だけが達成してきた快挙を成し遂げた20歳は、自身の活躍にうなずいた。

 「全試合四番での出場は開幕前からの目標でしたし、達成できてうれしいです。いろいろな方々の支えがあってできたことなので、支えていただいた方々に感謝をしたいと思います」

 昨季、ブレークを果たし新人王に輝いた大砲は、着実に進化を遂げている。リーグ5位の打率.307、同2位タイの28本塁打、86打点と、すべての分野で好成績を残した。「自分の感覚と見たときのズレだったり、いろいろ確認するところがある」と毎試合自身の打席を映像で確認。日々の反省の繰り返しが、好結果を生んだ。

 そして、自身初の打撃タイトルとなる最高出塁率(.427)のタイトルにも輝いた。1994年に21歳で獲得したイチローオリックス)を抜いて、史上最年少記録。「ケガなく一年間試合に出場できたことと、毎日の積み重ねが結果的に成績になり、とてもうれしいです」。数々の記録を塗り替え、偉業を達成してきた男に新たな勲章が加わった。

 今季の年俸は推定4500万円。高卒4年目では2016年の大谷翔平(現エンゼルス、当時日本ハム)が2億円と破格で、それには及ばないかもしれないが、増額されることは間違いない。スター街道を進む村上への評価は、いかに。

写真=BBM
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