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阪神・馬場皐輔 来季は先発に挑戦、馬場ガッツで吠える/増した責任感

 

今季は中継ぎで結果を出した馬場。来季は本来投げていた先発で一軍入りを目指す


 リリーフだった馬場皐輔が先発転向を志願した。フェニックス・リーグに参加した右腕は「来年は先発でもチームに貢献できればと思っています」と強い決意をにじませる。

 今年1月には23歳の一般女性との結婚を発表している。馬場本人は「自分だけでなく、支えてくれる奥さんのためにも積み上げてきたものを一軍マウンドで出したい」と語っていた。

 今シーズンは32試合に登板して2勝1敗9ホールド、防御率2.08だった。リリーフとしてプロ初勝利を挙げるなど、最後まで一軍で投げ続けるパフォーマンスで、2017年ドラフト1位投手の面目躍如だった。

 9月下旬には新型コロナウイルスに感染したことで抹消期間もあったが中継ぎとして一軍に定着。先発転向を視野に入れる馬場にとって、シーズン後の取り組みも課題だった。

 そのフェニックス・リーグでは「今まで苦手だった配球」にも挑戦してきた。「打者の動きを見ながら配球を変えることができた」と馬場は、この秋の成果を口にすることもあった。

 平田二軍監督からカツを入れられる場面もあったが、それも期待の表れだ。若手投手の台頭によって先発ローテーション争いが激しくなるのはチームにもプラスに働くはずだ。

 新妻との二人三脚だった新型コロナ禍での1年。今シーズンの経験を生かしながら新しいポジションを求める。馬場ガッツを連発しマウンドで吠えるつもりだ。
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