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巨人・中島宏之内野手 「年齢は関係なく、毎日が勝負。まだうまくなる」と語る19年目のベテラン/夏男の季節

 

7月31日に39歳の誕生日を迎える巨人中島宏之


 夏に生まれた中島宏之は、気温とともに調子を上げる。7月31日が39歳の誕生日となるが、「年齢は関係なく、毎日が勝負。まだ自分がうまくなるんじゃないか、もっといいのないかな、と探しながら何事もやっています」。気持ちも体も、まだまだ若い。

 昨季は「勝負するという思いで2020年に向かった。充実して野球をやらせてもらえた」と打率.148だった19年の不振を脱却し、シーズン打率.297で復活を印象付けた。中でも絶好調にあったのが8月。月間成績は打率.362、2本塁打、9打点と打ちまくり、一塁手の座を不動のものとした。

 そんな中島は昨季に限らず、近年、8月を得意としている。巨人に加入した19年は一軍での出番がなかったが、オリックス時代の16年は月間打率.330、17年は同.342、18年も同.313といずれのシーズンでも打率を3割台に乗せているのだ。

 巨人3年目の今季は春先から好調を維持し、開幕スタメンを勝ち取ったが、4月に新型コロナウイルスに感染。復帰後もメジャー196発の一塁手、J.スモークの加入で出番が減っていた。それでもスモークが交流戦終了後の6月に退団。中島の出番も増えてきている。

 今季は東京オリンピックでの中断期間があるため、7、8月の試合数が少ないが、プロ19年目のベテランの夏男ぶりに注目だ。

写真=BBM
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