6年目の中村晃外野手がパ・リーグ史上最長試合にケリをつけた。9月4日の日本ハム戦(東京ドーム)の試合時間は6時間1分。パ初の6時間超えで歴代5位タイ、延長12回では史上最長の一戦は6対6の12回一死一、二塁で、中村が鍵谷から決勝の右翼席への4号3ランを放った。「初球から思い切っていこうと思っていた。集中できていました」。その裏に10番手の柳瀬が1点を失いながら締め、9対7で勝利。秋山監督は「疲れたよ。全員野球だな」とはき出した。翌5日に中継ぎの金無英を先発させるにもかかわらず9人の救援投手をつぎ込み、なおかつ5番手の千賀が左ワキ腹を痛める展開に、青息吐息だった。