Bクラスに低迷する高木竜にあって、勝利のよりどころだったが……。
マット・クラーク内野手が本塁打を打てば、チームは16連勝(1分け挟む)だった。9月16日の
DeNA戦(ナゴヤドーム)でも天敵・三浦から右翼席に打ち込んで2点差。誰もが勝つと思ったが……。
「それが野球というものさ。仕方ない。自分はこの調子を維持して打っていきたいと思う」。セットアッパーの浅尾が打たれて逆転負け。6号を打った5月23日以来の敗戦に、クラークはしんみりと話した。とはいえ、チーム最多の25本は貴重な長距離砲だ。来季残留に向けて一発を打った試合の「高勝率」はいいアピール材料となるはずだ。