川崎貴弘投手が、10月1日の
阪神戦(甲子園)でプロ初登板した。4点を追う7回に、4番手として登板。いきなり
マートンを3球三振に仕留めたが、その後は制球に苦しみ四球絡みで1点を失った。
「緊張して思うように投げられませんでした。ストライクをもう少し取れるようにならないと……」
誰もが通ってきた道。が、187センチの大型右腕は、高校時代は“三重のダルビッシュ”と呼ばれた逸材だ。同期の高橋周、西川に負けじと二軍で力を付け、閉幕間近の9月下旬に二軍戦で初勝利を挙げた。消化試合とはいえ、一軍での経験は必ず生きるはず。竜の若き51番の成長に注目を――。