開幕5連敗を喫し、5月16日から二軍調整を続けていた唐川侑己投手が7月1日に約1カ月半ぶりの一軍昇格を果たし、同日のソフトバンク戦(東京ドーム)に先発。8回を5安打無失点に抑える好投で1対0の勝利を導き、レギュラーシーズンでは昨年9月10日の楽天戦(QVCマリン)以来となる294日ぶりの白星を挙げた。

　この日は初回、先頭打者の中村に死球を与える不安定な立ち上がりだったが、徐々に持ち味の落ち着いた投球を取り戻すと、0対0の9回にブラゼルが待望の決勝ソロ本塁打を放った。唐川は「散々チームの足を引っ張ってきたので、力になりたかった。ここからやるしかない」と巻き返しを誓った。