キャンプ初日から捕手を座らせて63球。山崎康晃投手の気迫のこもった投球から今季にかける覚悟が伝わってきた。昨季は夏場にボールのキレが落ち、クローザーの仕事をこなすことができなかった。1年前の春季キャンプではスローペースな調整で本格的な投球は第2クールに入ってから。しかし、今年は「投げるための体力をつけたい」と第1クールから積極的にブルペンに入り、ストレート、ツーシームに加えて、スライダーも多く試している。

　クローザーの枠は、新外国人パットンと競うことになりそうだが、「ヤスアキの動きがよかった。ああした彼の姿勢はチームにいい影響を与える」とラミレス監督も積極的な姿勢を評価した。