実戦に入り、激しいポジション争いを繰り広げる内野陣が躍動している。遊撃から二塁コンバートの鈴木は紅白戦から快打を連発し、2月26日の巨人とのオープン戦(那覇)では4安打と爆発。その空いた遊撃争いで一歩リードしたのが中村奨吾内野手だ。

　28日のオリックスとの練習試合(清武)では3安打に果敢な走塁も披露。対外試合6試合で18打数7安打、7四球。守備では不安定さを垣間見せることもあるが、打撃では抜群の貢献度を見せている。伊東監督も「ボール球を振らなくなってきた」と高評価だ。しかし、平沢、三木、大嶺翔といったライバルたちも攻守で好調ぶりをアピールしている。日に日にレベルが高まる遊撃争いはどんな結末を迎えるか。