通算127勝は西本聖の126勝を上回り、球団では単独12位に浮上した。3年ぶりに開幕先発ローテーション入りで4月5日のDeNA戦[横浜]に先発した内海哲也投手が、投打にわたる活躍を見せ今季初勝利を手にした。走者を背負う苦しい投球も、粘りこそが左腕の真骨頂。要所を巧みに締め、7回6安打1失点と粘りに粘った。

　ハイライトは同点の5回に一死三塁で打席に立った場面。DeNA・井納のフォークを中前に運び、これが決勝打に。高橋監督は「ビックリした」と目を丸くしたが、本人は「この勢いでどんどん勝てればいい」と自信満々。昨季は9勝にとどまったが、4年ぶりの2ケタ勝利へ、好スタートを切った。