支配下登録わずか3日の右腕がチームの緊急事態を救った。4月19日、17日に支配下登録されたばかりの
篠原慎平投手が、
ヤクルト戦(鹿児島)1点リードの3回、負傷降板した先発・高木勇をスクランブルでリリーフ。得点圏に走者を背負うピンチもあったが、3回を4安打無失点に抑え育成ドラフト出身選手としては初のプロ初登板初勝利を手にした。
想定外の出番に「緊張するヒマもなかった」と言う篠原だが、試合後、一塁ベンチ前で高橋監督から祝福を受け、ツーショットで記念撮影/写真)すると、「うれしいの一言で言い表せない。一生忘れられない思い出です」。2年の育成生活の末につかんだチャンスを逃さず、球史に名を刻み込んだ。