故障で出遅れた男が逆襲の狼煙を上げた。5月2日から
淺間大基外野手が一軍に合流。同日の
ロッテ戦(札幌ドーム)でいきなり「二番・右翼」でスタメンに抜てきされると、2回二死満塁であいさつ代わりの2点適時打を放って起用に応えた。
外野のレギュラー候補と目されながらも2月のアリゾナキャンプ中に腰痛を発症し、無念の戦線離脱。大谷同様に指揮官の戦力構想にも大きく影響を及ぼした。その悔しさと歯がゆさを胸に、この日まで懸命の調整を続けてきた20歳のホープ。「やっと開幕です。ここから取り返したい。継続して結果を残すことが大事」と5月反抗の旗手として、若きスター候補生がチームに勢いを与える。