40歳ながら虎の四番を任されている
福留孝介外野手。バットで若手のミスを帳消しにした。5月3日の
ヤクルト戦(神宮)の9回、1点差に迫られた場面で回ってきた一死一塁の場面。2球目を振り抜くと左中間を抜ける適時二塁打となり、一塁走者の上本が生還し、ヤクルトを引き離した。「昨日はチャンスで僕自身打てなかった。この(打席の)前に江越のミスがあったんですけど、取り返してやろうと思って」
前日の試合ではすべての打席で走者を背負いながら凡退。この日は、目の前で若手の江越が送りバント失敗。「彼らが次の機会にしっかりできるように」。頼もしいキャプテンが猛虎打線をけん引している。