セ・リーグ20勝一番乗りを決める一発となった。5月9日の
巨人戦(東京ドーム)、ライバルのマウンドには3試合連続完封勝利中のエース・菅野が上がっていた。金本監督は最少得点での戦いになると読んでいたが、初回に2点を奪った。そして2対1で迎えた2回。一死一塁の場面で四番・
福留孝介外野手に回ってきた。
「ランナーが一塁にいたし、三塁に進めたいと思って。引っ張れる球だけ待っていた。1打席に1球来るか来ないか」という失投を一閃。打球は右翼スタンドにライナーで飛び込む2ランに。点差を3に広げ優位な形に持っていった。結局この2ランが効き4対1で勝利。まさに「これぞ四番の仕事」だった。