この男、ただでは転ばない!5月17日の
オリックス戦[京セラドーム]の初回、
柳田悠岐外野手があわや5階席上段にある電光掲示板直撃という推定145メートルの衝撃の一発を放った。本塁打は16試合ぶりとあって柳田は「(どんな1本でも)1本なので(飛距離にかかわらず)全部うれしいです」と笑顔で振り返った。と同時に、その表情には安どの色も。
前日の同戦(同)、柳田は4度の凡退で好機をことごとくつぶした。「自分が打てなかったことより、ほかの人があの球を打っていたことに絶望感を感じた」。柳田らしい飾らない言葉が本心を物語っていた。この日はそのモヤモヤを払しょくするかのようなフルスイング。さすがの一発に柳田のすごさを感じた。