苦しい先発陣に救世主が現れた。5月31日の
中日戦[ヤフオクドーム]の先発に抜てきされた
石川柊太投手は、お立ち台で口にしたとおり、まさに「当たって砕けろ」とばかりに、150キロ超の快速球で中日打線と真っ向勝負。6回91球を投げ、無四球2失点で初先発初勝利を手にした。
お立ち台では「自分はできるんだというきっかけになる1勝。厳しい道のりだったけどスタートラインに立てたと思える1勝です」と石川。育成ドラフトで入団し、右肩や右ヒジなど度重なる故障を乗り越えた苦労人の重みのある力強い言葉だ。そして最後は、柳田とともに大好きなアイドル『ももいろクローバーZ』の決めポーズを披露し、満面の笑みを見せた。