開幕前に急性筋性腰痛を発症し、二軍生活が続く吉田正尚外野手。5月10日のウエスタン・広島戦(舞洲サブ)で実戦復帰初打席の初球で、左中間へ本塁打を放ったが、再び患部に張りを訴え、離脱が続いている。6月20日には舞洲サブでフリー打撃もこなし、復調傾向にあると見られるが、福良監督は「あてにしない。あくまでほかの選手と競争。試合に出て結果を出してもらわないと」と“即一軍昇格はなし”を示唆した。

　昨季、新人ながら2ケタ本塁打を放って今季、大ブレークが期待された左の大砲も、一軍は競争を勝ち抜いてから。若手が育ちつつあるチームだけに、指揮官は“競争意識”を植え付ける。