大器の片りんは、確かに見せた。7月26日の
広島戦[京セラドーム]に先発したドラフト2位ルーキの
畠世周投手が、首位を独走し、チーム打率も両リーグトップの広島打線に対し、6回を投げて11奪三振。うち7個が空振りで、追い込んでからのキレ、球威を見せつけた。なお、新人で2ケタ奪三振はチームでは2013年の菅野以来11人目。
とはいえ初回、鈴木に先制2ランを許すと、3回には丸にも2ランを被弾するなど6回5失点で敗戦投手に。ゾーン内で勝負する意識は見せたが、2被弾はいずれも真ん中寄りの甘いボールで、これは当然の結果。畠自身も「空振りを多く取れたことよりも、点を取られることが良くない」と猛省した。