8月22日の広島戦[横浜]は、3点差で迎えた9回にクリーンアップの3連弾でサヨナラ勝ちを収めたが、この劇的な結末を呼び込んだのが新人・尾仲祐哉投手の好投だった。

　8回から4番手でマウンドに上がると、力強いボールとキレのあるスライダーで打者6人、3奪三振。9回には広島の四番、鈴木から149キロのストレートで空振り三振を奪い、流れを引き寄せた。

　最終回の逆転勝ちで初勝利を手にしたドラフト6位右腕は、3者連続弾を放った筒香、ロペス、宮崎とともにヒーローインタビューに立つと「テンポよく投げることを心掛けた。実感はあまりないです」と初々しい笑顔を見せた。