自責点はわずかに「1」だったが、持ち前の粘投は実らなかった。
石川雅規投手が8月29日の
阪神戦[甲子園]、7回6安打3失点で負け投手となり、プロ16年目で自己ワーストとなる12敗目を喫した。1対0で勝利投手となった5月18日の
巨人戦[東京ドーム]以来白星から遠ざかり、これで自身9連敗。1961年に
金田正一が11連敗して以来、球団56年ぶりとなる屈辱を味わった。
2回と5回の失点はいずれも左翼の
バレンティンが飛球を捕れなかったもの。真中監督は「2つとも普通のフライ。防げるミスかな」とマズい守備に苦言を呈した。それでも石川は「あそこを抑えないと先発としてダメ」と自らを責めた。