ドラフト1位のルーキーの
藤平尚真投手がプロの厳しさを教えられた。9月13日の
西武戦(Koboパーク宮城)で今季5度目の先発を任されたが、3対1でリードした6回一死一、二塁から中村に逆転3ランを浴びてしまう。「一番打たれてはいけない場面。絶対に抑えないといけなかった。ムキになって全力投げてしまった」。試合終了後には悔し涙を浮かべた。
それでも、5回までは再三得点圏に走者を背負いながら、粘りのピッチングで最少失点に抑えていた。6回のピンチの場面ですでに100球を超えていたが、首脳陣の判断は続投だった。「藤平は悪くない。悪いことをしてしまった」と梨田監督。この失敗を次のピッチングに生かしたい。