藤浪晋太郎投手の試練は続いている。9月12日の
巨人戦[甲子園]で先発。初回には157キロを投げるなど、好調な立ち上がりを見せた。3回に長野にソロ本塁打を与えたのみで、久しぶりの勝利へエンジンをかけたが、魔の4回が待っていた。先頭打者の坂本勇に対しボールが抜け、背中に死球を与える。そこから崩れ4失点で降板。今年続いている悪い兆候を払しょくできなかった。
「感じとしては悪くなかった。(悪く)なかっただけにもどかしい」と唇をかんだ藤浪。「デッドボールの後……その後支障が出る。自分の中で乗り越えてもらわないといけない」と香田投手コーチ。翌日二軍降格となり、もう一度課題の克服を目指す。