9月20日の中日戦[神宮]に敗れて今季89敗目。優勝を決めた広島とは40.5ゲーム差をつけられているヤクルトに、追い討ちをかけるようなつらいニュースが飛び込んだ。21日、エースの小川泰弘投手が横浜市内の病院で精密検査を受けた結果、右ヒジの疲労骨折が判明したのだ。小川は16日の広島戦[マツダ広島]に先発したが、4回の投球後に右ヒジの張りを訴えて緊急降板していた。

　今季は22試合に登板して8勝7敗、防御率2.83。不振のチームで勝ち頭として奮闘していたが、悔しさの残る“終戦”となった。チームでは15日にドラフト2位右腕・星の右ヒジ疲労骨折が判明していたが、負の連鎖は止まらなかった。