パ・リーグ覇者を相手に、久々に投打がガッチリとかみ合った。9月25日のソフトバンク戦[ヤフオクドーム]で10対2の大勝を飾った楽天。投の立役者は、前回登板で自身初の2ケタ勝利を手にした美馬学投手だった。

　今季初となる中5日での登板だったが、それを感じさせない安定した投球を見せる。低めにていねいに球を集め、6回まで得点圏に走者を許さない。そして7回88球を投げたところで、無失点のまま救援陣にバトンを渡した。前日にはエース・則本が逆転打を浴びていたことから、「何とか勝ちたいという気持ちが強かった」と美馬。打線も難敵・千賀を攻略して10安打10得点と頼もしい援護を見せた。