ヤクルトは今季最終戦となった10月3日の
巨人戦[神宮]で、球団ワーストを更新する96敗目を喫した。今季限りで退任が決まっている
真中満監督は有終の美を飾ることができなかった。それでも、セレモニーで満員のファンから送られたのは温かい声援。指揮官の涙が止まらなかった。
「悔し涙ではないよ。皆さんに感謝の涙。最下位で連敗記録を作った監督なのに」
最後はナインの手で7回胴上げされた。「チームはこのままじゃいけないと思います。この悔しさをバネに選手は頑張ってほしい」。去りゆく指揮官からの最後のメッセージは、選手の胸に確かに届いたはず。来季は小川新体制で巻き返しを図る。