胴上げをされた後、マウンド上で四方のファンに深々と4回頭を下げた。10月10日の
中日戦[甲子園]の6回裏、代打で打席に立った
新井良太内野手。その後守備に就き好プレーを見せたが、この試合を最後に現役引退となった。
「本当にスッキリしています。皆さんのおかげで、最高の思い出になりました」と翌日の引退会見では終始笑顔で答えた。2010年オフに中日からトレードで
阪神に移籍し、当時在籍の兄・
新井貴浩(
広島)とともにアベックホームランも記録するなど、記憶に残る選手だった。引退に際し兄からは「やる、やらないはお前自身で決めたらいい」と助言も受けていた。今後については「ゆっくり考えたい」と語った。