女手一つで育ててもらった母への恩返しを誓う。今秋のドラフトで4位指名を受けた星槎国際湘南高の本田仁海投手が、11月21日に神奈川県大磯町で仮契約を結んだ。契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)で、背番号は46に決まった。ユニフォームに袖を通した18歳は「プロになるという実感が出てきました。46番と言えば本田と思ってもらえるような活躍をしたい」と意気込んだ。

　母子家庭で育った本田は、契約金の使い道を問われると「お母さんに渡したい」ときっぱり。最速149キロの直球と2種類のスライダーを武器に『湘南のドクターK』の異名を取った右腕。色紙に『恩返し』と記し、母への感謝の思いをプロの舞台で体現する。