エースの座は誰にも渡さない。
有原航平投手が1月17日に鎌ケ谷で今オフ初のブルペンに入った。捕手は立たせたままだったが、随所で持ち味でもある伸びのあるボールを披露した。
昨シーズンは2ケタ勝利こそ挙げたが、負け数は13。防御率も4.74と安定感を欠いた。「昨年の後半はちょっと体が重いなと感じていた」と、シーズン終了後から5キロの減量に踏み切るなど、巻き返しに向けて例年以上に自身の肉体とも向き合い、調整を続けている。「責任感を持ってやりたい」。大谷が抜けたチームの大黒柱として、さらに2年連続の開幕投手を目指して。背番号16が「3.30」のマウンドも見据え、さらなるレベルアップに励む。